2つある?信用取引の種類と違い

「一般信用取引」と「制度信用取引」

「信用取引」という言葉は、経済ニュースを見ていると度々聞かれるため、その内容をだいたい把握してるよという人は多くいます。しかし、その信用取引には2つの種類があるということはあまり知られていません。
信用取引は内容的に「一般信用取引」と「制度信用取引」に分けられます。双方とも信用取引であることに変わりはありませんが、それぞれ借りることができる株の信頼性に大きな違いがあります。証券会社という株取引の大元締めが、運用について一定の基準を定める代わりに信頼性を保証している銘柄で信用取引するのが制度信用取引です。それに対し一般信用取引とは、証券会社が所有している銘柄を借りて信用取引を行うもので、証券会社が独自に定める規約に応じて運用される一方で、公的な保証は存在しません。

2種類の信用取引におけるメリット・デメリット

「一般信用取引」と「制度信用取引」の違いを一言で述べれば、「証券取引所のお墨付きがあるか無いか」ということになります。本質的な違いはこれだけなのですが、この違いに基づいて、それぞれにメリットとデメリットが存在します。
一般信用取引は基本的に株取引ができる全銘柄が対象になるため、「銘柄によっては信用取引できない」といった事態に陥ることはありません。つまり、株式相場の状況に応じて機動的に取引できるというメリットがあります。しかし、公的なルールに縛られないため主に金利などの面で割高になりやすく、運用するに当たっては厳密な自己管理が問われます。
これに対して、制度信用取引は取引できる銘柄が決められており、恣意的な運用ができないというデメリットがあります。しかし、証券会社によって定められたルールに基づいて運用されるため金利が比較的低く抑えられており、返済期限も6ヶ月に設定されているなど、投資家を保護するように設計されているという利点があります。